条文を爆速でモノにする方法①

条文学習

条文学習の重要性について以前の記事で紹介させて頂きました。

そして、条文学習は系統的に行うことが重要であることもお伝えさせて頂きました。

この記事では実践的な『条文学習』の方法について紹介したいと思います。

系統的に勉強するとは?

『標準処理期間』

この単語を聞いて、皆さんは何を思いましたか?
おそらくある程度の勉強を進められた方は…

  • 定めることは努力義務
  • 定めた場合、公にしておかなければならない(義務

ということ思い浮かべたと思います。
つまり、定めること自体は努力義務ですが、定めた場合、公にすることが義務的になるという、行政書士試験超頻出の暗記事項です。

それでは、『標準処理期間』は、どの法律に出てきますか?

これは簡単ですね、はい、行政手続法です。

では、『標準処理期間』は、行政手続法の何章に出てきますか?

正解は、第二章:申請に対する処分 です。

こんな知識を覚える必要があるのか?と疑問に思った方は少し注意が必要です。

なぜなら、『標準処理期間』という単語が行政手続法の第二章:申請に対する処分に出てくることが分かっていない方は、

記憶の整理整頓ができていません!

以下の文章は、行政手続法に照らして正しいでしょうか?:

不利益処分を行う際に『標準処理期間』を定めた場合、事務所における備付けその他の適当な方法により公にしておかなければならない。

どうでしょうか?
定めた場合に公にすることが義務的になっているので正解だと思いませんでした?

しかし、この問題は誤りです。

『標準処理期間』は行政手続法の2章:申請に対する処分に出てきますが、”不利益処分”は行政手続法の第3章です!つまり、この問題は、冒頭の

不利益処分を行う際に『標準処理期間』

を読んだだけで間違いだと分かります。

行政書士試験は180分という長時間の試験となりますが、それでも時間が足りない受験生が多いです。
選択肢が正しいか、誤りか、一瞬で判断できる知識が求められます。

そのためには、系統的な暗記が絶対に必要です!

少し長くなってしまったので、
続きは、条文を爆速でモノにする方法②で書きます。

爆速で条文をモノにしましょう♪

いっくん@issay_univ

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