評価まとめ
- 総合評価:★★★★★
- 使うタイミング:勉強初期~試験直前
- 購入すべきか否か:絶対に買っておきましょう!
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「みんなが欲しかった! 行政書士の判例集」の特徴
- 憲法・民法・行政法・商法の判例について収載
- 行政書士試験で頻出の重要判例を網羅
- 判例ごとに重要度が示されている
良い点・悪い点
良い点
- 事案と図表が適切に示されている
特に初学者の方は、いきなり判例を読むと意味不明だと思いますが、”事案”と”図表”によって裁判内容を適切にまとめてくれているので、判例内容を理解しやすいです。 - 争点・結論がまとめられている
行政書士試験で問われる争点と結論がまとめられているため、特に覚える必要な箇所が分かりやすく、模試や本試験の時に復習しやすいです。 - ○×式の練習問題が併記されている
判旨を確認した後、すぐに知識チェックできます。 - 重要判例に関連判例が列挙
同じ論点(条文)の判例をまとめて勉強することができる。
悪い点(修正して欲しい点)
悪い点は特に無いのですが、挙げるとすれば・・・
- 本が分厚くて重い
これはしょうが無いです(笑)、必要十分な内容が記載されているためコンパクト化は難しそうです。 - 索引が十分では無いかも
これ以上ページ数を増やして欲しく無いですが、判例の年月日索引だけでなく、キーワードや条文による索引があっても良いかと思いました。
この本の使用方法についてアドバイス
『判例学習』は多くの初学者が躓くと思います。
資格学校の先生やyoutuberから「判例は要点だけ掴めば良い」という意見を聞くかもしれませんが、自分の意見は全く違って、
「判旨をちゃんと読む!」
ことを強くお勧めします!
『判旨』は、結構長く、最初は読むことが苦痛だと思うのですが、だんだん慣れてきます。
そして、要点だけ覚える勉強法では、内容をすぐに忘れてしまうのですが、判旨から覚えると、ストーリーで覚えることができるため、記憶が定着します。
また、判例問題の出題は『単純な結論』だけでなく『理由』・『争点』も問われるため、要点だけの学習で判例問題の対応は難しく、判旨の理解が必要になってくると思います。
過去問題集で分からない判例に出会ったら、今回紹介した『みんなが欲しかった! 行政書士の判例集』を調べて、判旨を確認する習慣付けを行いましょう。ここは地道な努力が必要です。
判例問題の対策、一歩一歩進めていきましょう!
いっくん@issay_univ
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