一般知識 – 文章理解②

02_科目別

前回の記事で一般知識の『文章理解』対策は行政書士試験にとって極めて重要だとお伝えさせて頂きました。

今回の記事では具体的な文章理解の対策についてご紹介したいと思います。

著者の意図を把握する必要があるのか?

行政書士試験の予備校の先生や、youtuberさんの文章理解対策をいくつか見てみたのですが、「文章を理解するために著者の意図を考えなければならない」というコメントをよく見たり、聞いたのですが、

著者の意図なんて分かるはずありません(笑)

なぜか?

行政書士試験に出題される文章理解の問題は、出典元の本の1〜2ページを抜粋しているだけなので、それだけ読んでも著者の意図が把握出来るはずはありません!

あなたが本の著者だったら、自分の本の1ページだけ読んだ読者に、『著者の意図が分かった』なんて言われたら悲しいですよね…

では、どうやって文章理解の問題を解けば良いのか?

最低限のテクニックを身につけましょう。

テクニックと言っても全く特別なことではありません。

自分が作成した以下の問題を解いてみてください。

  1. 私は果物が好きです。◯◯◯、りんごは嫌いです。
  2. 私は野菜が好きです。◯◯◯、ピーマンも好きです。

1、2の◯◯◯に入る3文字の接続詞は何でしょうか?

はい、1は前の文章で『好き』と言って、後の文章で『嫌い』と言っているので、逆説の接続詞の『しかし』が入ると思います。

2は、前と後ろが同じ『好き』と言っているので、順接の接続詞の『だから』が入ると思います。

簡単ですよね♪

接続詞に注目して令和3年度、問58を見てみよう!

令和3年度の問58の選択肢を見てくだい!

ア.しかし、この成長や分化は自然に行われるものではない

イ.精神が多くのエネルギーを放出し、強く緊張しなければならぬ

ウ.しかし、「が」をやめて、次のように表現してみたら、どうであろう

エ.「が」は無規定的直接性をそのまま表現するのに適している言葉である

オ.最初の実感としては、それぞれ二つの事実が一度に眼前や心中に現われるに違いない

なんと逆説の接続詞である『しかし』が2つも出てきます(笑)

『しかし』の前後では、反対の内容が並ぶことを確認しました(果物は好きvsリンゴは嫌い)

つまり、この問題は、アとウに関して『しかし』の前後が逆説になるように考えれば簡単に解けます!!

著者の意図なんて関係ありませんっ!!!

テクニックを使う練習をしよう

テクニックが頭の中で分かっていても、実際に使えるかどうかは別です。

自分は文章理解の問題が割と得意だったのですが、念のため練習しました。そのおかげもあり模試も本試験も文章理解の問題は間違えたことがありません。

自分も購入して使ったお勧めの本を2冊紹介させてください。

これらの本には、紹介した接続詞のテクニックだけでなく、色んなテクニックが紹介されており、しかもそのテクニックを使う練習ができます♪

公務員試験 文章理解 すぐ解ける〈直感ルール〉ブックは、アガルートの専属講師の豊村先生が推奨している本でもあります。

文章理解に苦手意識のある人は、早めに対策しましょう!

例えば、紹介した問題集を一日一問継続して解けば、文章理解は得意科目になってしまうと思います😁

一般知識の足切りを回避して、絶対に行政書士試験に合格しましょう♪

管理人いっくん@issay_univ

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